久留米市の中心部西鉄久留米駅から歩いて行けるこの場所は、
2m幅の路地が東西方向に何本も通っている地域の端部に位置し、
地区協定により敷地北側の2mを路地として提供しなければならないことが義務付られている。
路地に面する住宅からは各々の生活がにじみ出し、路地空間に独特な生活感を与えていた。
このような路地スペースの持つ身近感を暗喩として
住宅の中に屋根のある外部的インナースペースを含んだ住まい方を提案した。
建物は1層の箱と2層の箱を路地空間(外部的インナースペース)を挟み、平行に並べ、
路地空間側に開くことで様々な関係性が偶発的に起こることを期待している。
その為、1階階高を抑え2階スペースをできるだけ1階に近づけ
身近感が出るような距離感と開口部の配置に注意を払い計画を行った。
大石和彦建築アトリエ時に設計
敷地 福岡県久留米市
用途 専用住宅
施工 筑羽工務店
構造 黒岩構造設計事ム所
竣工 2013年
Photo Kouji Okamoto ( Techni Staff )
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